Happy New Year!! 〜独伊ver.〜



「早く早く!!ドイツ!もう新年はじまっちゃうって!!」

「なんでそんなはしゃぐんだ。あぁ、ちょ、こけるぞ!」

「う、うわぁああぁあ!っと、ととと!!大丈夫、ダイジョウブダヨー!」

「(大丈夫じゃない気がするんだが。)」

「とにかく!早く行くの!!」

「別に家にいればいいだろうが。」

「せっかくの新年なのに?」

「いつもとかわらんだろうが・・・。」

「それ、日本も似たようなこと言ってた。あーもうおじさんくさい!おじさんくさいよドイツ!!」

「お前、それ日本のことも馬鹿にしてないか。」

「え?なんのこと俺わからないなぁあーわからないそういえばもうすぐだよ。」

「(ごまかしたな、こいつ・・・。)なんでこんな夜に丘までこなければならんのだ。」

「新年だから。」



夜は更けてそれでも街はまだ賑やか。そうだって今日は新年!
丘から見下ろす街は綺麗なイルミネート。さぁ、カウントダウンをしましょうよ!



10、9、8


「ドイツ、ドイツ、こっちむいてこっち!」

「はぁ?」


7、6、5


「はーやーく!あと5秒なんだから!」

「解った、解ったから・・・。」

4、3、2

「あぁあああもう!新年来ちゃう!!実力行使!!」

「ぐぇ(マフラー引っ張られた)。い、イタリア、待て・・・!」

「が・ま・ん!」

1、

「ドイツ、いよいよだよ!!」

「あ、」

0!!!




ちゅ、う。




「!!!!!!!?????」





街は綺麗なイルミネート。今日から始まる新しい年。そんなときは少し浮かれて、だから、


「だからってなんでキスだ、この馬鹿が。」

「アメリカのところではするんだって。」

「あんな馬鹿をまねるな。」

「うん、でもね、ドイツと新年ってうれしいなぁ。」


ニコニコ笑われたらもう勝負はついてる、でしょう?
丘から見える街はまだ活気にみちて、そう、夜はきっとこれから、これから!


「あけましておめでとう!」

「あぁ、おめでとう。」

「あ、雪だよ!!!!」


空からひらひら白の小片。黒と白とのコントラスト。
2人は笑って、そう、新年がやってくる!
今年も、よろしくお願いします。