*イタリア女体化
*エロばかりな上、無駄に長い
*ノリが男性向け
それでも良ければ、スクロール。
パソコンセレナーデ
ジジ…ジジジ…
「…なんだろう、この音。」
イタリアがその音に気づいたのはインターネットをしている最中だった。微かな音。イタリアは頭をまわして、音の出所を探る。そして気づいた。
「あ…これ、パソコンからしてる…。」
デスクトップのパソコンから微かに響くノイズ音。何か機械トラブルだろうか。イタリアは顔をしかめる。あぁヤだな。俺、機械得意じゃないのに。とにかく、パソコンのどのあたりから音がしているのか確かめようと、液晶画面に顔を近づけたそのときだった。
ジジ…ジジジ…ピーーーー!!!
「え、何?何????」
いきなり響く電子音。液晶画面が眩しいくらいの光に包まれて、そして、
「きゃあ!!!」
そこで、イタリアの意識は途切れた。
「…い、いたぃ…。」
イタリアが目を覚ますと、そこは暗い空間だった。自分の部屋じゃない。どこだろう。ここは。体を動かそうとして、動かないことに気づいた。手首に食い込む紐の感覚。慌てて手首を見ると、そこにはUSBのコードが巻きついて動かないように上で固定されていた。イタリアの力ではびくともしないそれに生れる焦り。誰がこんなことをしたのだろう。ふと、足元をみて、驚愕する。足元には、ICチップの盤面が。イタリアは息を飲んだ。まさか、まさか。慌てて顔をあげる、目の前に広がるモニター。これは、
「パソコンの、中だ…!!」
吸い込まれた。そう頭では理解しても、認めたくない自分がいる。自由になる首をふるふると振って現実逃避をしても、事態は全く好転しない。これからどうなるのか、それも解らないのに。
キュイン、
小さな音にイタリアが顔をあげると、目の前に黒のコードがあった。嫌な予感がする。嫌、イタリアが叫ぶ前に、コードは唸りをあげて、イタリアの胸元に巻きついていた。タートルネックの服が破ける。そして、中から現れた、
「なんで、俺、胸があるの…!?」
中から現れたのはぷるん、とした乳房。イタリアは混乱した。俺は、男なのに。でも、パソコンに入ってしまうなんてとんでもないことが起きたのだから、これくらいは起こってもしょうがないのかもしれない。それより、今は自分の身が危険だ。
下を見ると、もうコードは胸に巻きついていた。振りほどこうとするが、どうにも動かない。ぎゅ、と強く締められると苦しさが襲う。イタリアは目を閉じて息を吸う。駄目だ、諦めては、駄目。
ひゅん、とまた嫌な音がした。今度は何?恐る恐る目を開けたイタリアの視界に白いアダプターが映る。それは、イタリアの足を伝って下におりていく。
「って、駄目、だめ、そこはだめ!!!」
女の体になったからだろう、ウエストの合わなくなっていたジーンズは簡単に下へと落ちる。そのまま、下着も。脚に巻きつくコード。いや、いや、
「いやぁ…!」
イタリアの叫びも虚しく、アダプターはイタリアのクリトリスを刺激し始めた。イタリアはなんとか逃げようとするが、コードに巻きとられた腕では動けず、虚しく声が響くだけ。それどころか、足に巻きついたコードによって、足を開かされるような形になってしまう。
「いや…いや…ふぅ…うぅ…」
ぐりぐりと押しつぶされるように刺激されれば、体の奥から湧き出るしびれたような感覚がイタリアを支配し始める。頭が朦朧として、微かに体が跳ねた。いやだ、こんなアダプターにされるのは嫌なのに。
「いやなのに、かんじちゃうよぉ…ぅあ。」
ぽろぽろとイタリアの目から涙がこぼれる。それをコードが嬉しそうに巻きとって取り合う。さらに何本かのコードがイタリアに巻き付き、そのうちのいくつかのアダプターかイタリアの胸やクリトリスを刺激する。イタリアはもう限界に近かった。
「もう…や…だめ…だめ…イっちゃうよぉ…。」
襲ってくる波のような感覚にイタリアが目を閉じた、そのときだった。ブン、と微かな音がして、目の前が急に明るくなったのだ。驚いて目をあけたイタリアの視界に映ったのは、モニターの向こうのドイツの姿。
「…な、なんで、ドイツ、が?…あ、そう、だ。」
イタリアはそこで漸く気づく。自分がさっきまで何をしていたか
「…俺、ネットにつなげたままだったんだ。」
つまり、それは、
イタリアのこの姿が、ネットで全世界に配信されているという、こと、なのだとしたら、
「い、いや、ドイツ、助けて、助けて、やだ!」
イタリアは叫ぶが、ドイツには聞こえていないらしい。ドイツも慌てたようにモニターをたたいている。何か言っているようだが、聞こえない。
ひゅん、とまた何か音がする。いやだ、ドイツが見てるのに。大好きなドイツが見てるのに。イタリアの足に絡みついていたのは、一昔前のプリンターに使っていた大きなアダプターだった。それが、足に巻き付き、開かれたままの足の間に入って、
「いや、いや、やめて、いや、俺、処女なのに!いや、アダプターなんかにヤられるのなんか、嫌―…うぐぅ。」
叫びかけたイタリアの声は口にマウスが突っ込まれたことで喉の奥に消える。ぐちゅ、とアダプターが少し入り込む感覚。散々クリトリスをいじられたせいで、濡れそぼったソコはアダプターを容易に受け入れる。イタリアの目からまた涙がこぼれだした。いやだ、いや、
「うぐ、ぅ、うぅ。んぅ、う、う、うく、んぅー!!!!!」
ぐちゅ、おとを立ててアダプターが中に入り込む。裂けるような痛みにイタリアは声にならない叫びをあげた。ぶち、と体の中で鳴る小さな音。それに伴う痛み。あぁ、あ。
「うぐ…うぅぁ…。」
口からマウスが離れる。口元から零れる唾液。ぽたぽた落ちるそれはイタリアの太ももに落ちて、赤と混ざった。
「あ…おれ…の…処女…。」
赤に塗れた下腹部で、くちゅり、と音がした。アダプターが動き始めたのだ。嫌だった。これ以上、俺、どうせ女の子になれるなら好きな人とドイツとシたかったのに。ぐちゅぐちゅと音をたててアダプターが動く。ふいに、イタリアは奇妙な感覚に気づいた。体の奥のほうからくる、むずかゆいような感覚。駆け上がるような感じ。
いやだ、いやだ、俺、
「なんで、こんな、きもち…ぃの…っ!!」
はぁ、と息をしながら上げた顔の先にドイツの姿が見える。恥ずかしい、恥ずかしい。こんなアダプターなんかにヤられて、嫌なのによがってる自分なんかみられたくない。ないのに、見られてる。やだ、やだ、きもち、いい。
「っふぅ…ぁ、やだ…ぁ…。」
ぐちゅぐちゅと音はやまない。アダプターは動きを早くして、イタリアは上を向いて高く一声啼いた。もう、駄目。良く見ると、周りが明るくなっている。ドイツのよこにもう一つモニターが付いていた。そこには、フランスの姿。イタリアは気づく。この部屋は全面がモニターなのだ、と。後ろも前も下も、全面から皆が見ているのだ、そう、名前も知らない人も、皆がこの姿を。
「いやぁ…見られてる…よぉ…こんな機械にヤられてよがってる姿を…見られてる…よぉ…。やだ…やだぁ…!!っふ…うぁ…っ!」
ぐち、と大きく一回アダプターが動いて、それに引きこまれるようにイタリアがびく、と体を一回跳ねさせた。
「あ…はぁ…。」
コードを赤交じりの透明の液が伝う。体がふらつくような感覚にイタリアが酔っていると、不意にコードがイタリアから離れた。全てのコードがイタリアから離れ、奥へ消えていく。そのままICチップの床に倒れこもうとしたイタリアを暖かな腕が抱きとめた。
「…大丈夫か?」
「ドイツ…?」
イタリアを抱きとめたドイツは心配そうにイタリアを見ていたから、イタリアは笑う。大丈夫だよ。
それより、
「ドイツも、入ってきちゃったの?」
「…らしい。」
「…どうしようね?」
「…解らない。が、とにかく。」
そこで言葉を切ったドイツにイタリアは首をかしげる。それを見たドイツは少し笑って、そのままイタリアに口づけた。深い、深い、ディープキス。
「とりあえず、周りの期待にこたえるべきだと思ってな。」
ドイツごしにたくさん見える、モニター、モニター、モニター。みんなこちらを見つめていた。欲と羨望に満ちた目で見ていた。あぁ、なるほど。イタリアは笑う。
「第二ラウンドってことだね。」