*Attention*
この話は、crevassのとらこのSSばちあたりにも程がある のサイドストーリーです。
独伊は両方小学生。イタリアが女の子化しています。しかも教室でヤってます。


それでもよければどうぞ。






























放課後ラプソティー



「ド、ドイツ、あれ、」

「…うむ…」

「なんか、凄かったね。」

「…あぁ」



何が起こってるのか一瞬じゃわからなかった。今日はドイツが当番さんで、だか ら残って仕事をしていたんだ。ドイツは真面目だから俺みたいに手を抜いたりしな い。しっかりと学級日誌を書く姿を俺はぼんやり眺めていた。俺は女の子だけど、 (兄ちゃんたちは女の子らしく俺じゃなくて私って言えっていうけど、これはもう慣れちゃってるから仕方ないよね)六年生になってからドイツとずっと一緒に帰っている。
ソイツのことが好きだから。だから今日だって一緒に帰りたい。俺はドイツを待っていたんだ。


『できたぞ』

『ほんと!?』

『あぁ、あとは出すだけだ』


ドイツは学級日誌を先生に出しに行くって言って、俺もついていくことにした。離れたくな いしさ。

俺たち六年一組の担任は本田先生。黒髪の綺麗な女の先生。
いつもすらっと背を伸ばして歩く、とてもいい先生だ。だけど、今日見た先 生はいつもとは違っていた。



「さっきの、さ、前に保険体育で習ったやつ?」

「…多分。」


近くの教室の中、窓から見えたのは本田先生と二組担任のアーサー先生の姿。二 人は窓に寄りかかって何かしているみたいで(いつもは窓に寄りかかってはいけませんっ ていうのに)それで、それで

『もう…、これ、以上は…』

本田先生の声がいつもと違っていた。なんかもっと甘くてそしてなんだか、なん だろう、とろっとしてて、うんと、よくわからないけど、何してるかはなんとな くわかった。わかっちゃった。


「…あれ、気持ちいいのかな?」

「さぁ、な」

口の中が渇いてる気がする。俺はごくっとつばを飲み込んで。
心臓がどきどきしている。

「でも、先生、気持ちよさそうだった」

「…」

先生のしてたこととか、わからないことはたくさんあった。けど、わかることもある。つまり、俺は女の 子で、ドイツは男の子ってこと。


「俺たちも、やってみる?」


こっちを見るドイツは何も言わなかった。言わなかったけど、じ、と俺を見つめ て。

たっぷり5秒、空白の後、唇にキスがおりてきた。




「ん…ぅーうん」

なんだか恥ずかしい。パンツだけ下げて机に座ってるなんて恥ずかしいに決まっ てるけどさ。

「…見えない。スカート脱いだほうがいいか」

ドイツはそういうと俺の反論を待たずにスカートを脱がせる。
こんな強引なドイツは始めてで、俺はちょっと怖くてだけど足を開かされたらも う何も言えない。

『どこにいれるのかわからん』

ドイツはキスの合間にぽつりとそう言った。

『だから、とにかく見ないことにはわからない』



「多分、ここだ…」



くちゅ、と小さい音と一緒に何かが入ってくる感覚。指、指だ。爪があるもん。

「やだ、やめてよ!そんなとこ汚い・・・よ!」

「濡れてる」

「お、おもらしじゃ、ないよ!!」


ドイツは何も言わない。おもらしじゃないのに。おもらしって思われたかも。
恥ずかしいよ、なんでべたべたになるのかわかんない。
指が中でぐちゃぐちゃなっている。息が苦しい。はぁ、はぁと運 動したときみたいな息をしてしまって恥ずかしさで涙がでる。

「!っひぃ!やぁなんかそこいや!」

ぐちゃぐちゃしてた指がなんかいままでと違うとこに触れて、瞬間なんか電気み たいな痺れが頭から足先まで駆け抜ける。
ドイツは驚いたみたいに指を離した。その指がべたべたに濡れていて、なんだか こっちが恥ずかしい。ドイツは、考えるような仕種をしてから、気持ちいいのか ?ときいてきた。

その声が微かにかすれていて、俺は瞬間気付く。
ドイツも今多分俺とおんなじ気持ちなんだ。どきどきした気持ち。…えっちぃ気持ち。

「ん、きもち…よかった」

「そうか…ならこれがクリトリスというやつかもしれん…」

ドイツは少し迷うようにしながらそれでも指でさっきのとこをくりくりする。ん あ、と上がった声はなんだか甘くて、さっきの本田先生のと似ていて、俺はちょ っとさっきの先生のことを理解する。

頭の中が痺れてどうにかなってしまいそう。

「い、いや…なんかやだ…へんだよ…」

「どんなふうに?」

「し、しびれ…ぇるかん…んぅーっ!!」


一瞬頭がびりびりって来て、目の前がさぁっと白くなって。次に視界が戻ったと き、体に残ったのは痺れたような気持ち良さとだるさばかり。
ドイツが呆然とこちらを見ていた。手がぐっしょり濡れている。凄い、と呟いた ドイツは、その手を恐る恐る舐めた。

「や…めてよ。」

「…変な味。」

俺の方を見て緩く笑う、その笑顔にどきどきする。
俺の上に乗っかるようにして、ドイツは耳元で囁いた。


「続きだ。」


顔が赤くなるのが解って、でもここまできてまさか嫌だとも言えないし。そのまま 曖昧に頷く俺の前でドイツが焦るようにズボンを下ろす。

って、


「無理!!無理だよ!!」

「…何が?」

「はいんないよ!」


思ってたより、ずっと大きいソレをどうしていいかわからない。だって俺、指二 本分くらいだと思ってたのに。お、おっきいじゃん、か!


「先生だってできてただろ。大丈夫だ。」

「あ…そだ…けど…でも!」

「…うるさい。」


ドイツはもう聞いてなかった。反論仕掛けた俺の口がキスで塞がれる。
両手で押 さえ付けられたらもう身動きなんかとれなくて、閉じようとした足もドイツに阻 まれて動かせなくて、


怖い、こわい。




「や…やだ…痛い!!」


とたん来たのは鋭い痛み。叫び声をあげそうになった、その口はドイツに塞がれる 。痛い、痛い、気持ち良いより気持ち悪いよりただ痛い。
耳元でドイツの荒い息が聞こえる。どうしていいか解らない。

「いたい…よ…」

我慢できなくなって、ドイツの腕を引っ張って小さく訴えたら、ドイツも困った顔をする。少しの間の後、ドイツの右手が下り てさっき触られて気持ち良かったとこを押し潰すみたいに触ってきた
痺れたような感覚が戻ってくる。気持ち良い。どうだ?耳元でドイツが囁く声が 頭ん中をぐるぐる回って、あぁほんとにおかしくなりそう。


「きも…ちいいです…」


俺の言葉に安心したようにドイツが動き出す。痛みはもうない。ただ、ただ、も う、痺れた感覚と、響く甘い声と、揺れる机と、ぐちゃぐちゃいう音が、響いて 揺れて

「も…う、だめ…っ。」

「…あぁ。」

薄く開いた目の先で、ドイツが苦しそうに一回息を詰めたのが見えた。




どのくらいたったんだろう。あれからまた頭が真っ白になったからよくわからな い。
顔を上げたら、ドイツが椅子に座ったまま呆然としていた。多分、ドイツも良く解ってないんだろうな。
体を起こしたいのにうまくいかない。なんだか、体が痛いし、アソコがうずうずするんだもん。
夕焼けが大分夜に飲み込まれかけていて、あぁもう夜じゃんか。
俺の足伝いに赤と白が混ざった液体が流れ落ちていく。そうじ、しなきゃいけないかなぁ…。
でも面倒くさい、もう眠い。

夕闇に飲まれかけた床に学級日誌が落ちていて、俺はふと学級日誌を出しに行かなきゃいけ なかったんだってことを思い出した。