※背後注意
「う…ひぃ…や、ぁあ、あ。」
薄暗い部屋の中はとても静か、そこに響いているのは、俺の変な声、とヴィー…という、ローター音、だけ。
ドイツはこの大学で西洋哲学論を教えている教授の一人。たまたまゼミの紹介のときにみかけたドイツに一目ぼれしてそのまま西洋哲学に進み、結局いつのまにか俺はドイツのTAをやることになっていた。そして晴れて恋人同士になったはいいけれど、ドイツはあまり自分から何かモーションをかけてくるほうじゃない。だけど、今日は違った。
『つまんない。すっごくつまんない。』
『春休みだから講義もないしな。』
『でも、つまらないもん!!』
『…だったら、。』
少し遊ぶか。そんならしくないことを言うものだから、うきうきついていったのが間違いだった。ドイツは軽く俺にキスをして、あぁ、そう、ドイツからキスしてくれるなんてとても、とても珍しいことで俺はおもわずぼぅってなってしまって、だからスカートの下からドイツの手が潜り込んでいることに気付けなかった。あ、と思った時には、もう下着は脱がされていて指がソコを這っていた。
『…っや…ぁ、な、何する、の?』
『遊びだ。』
わけわかんない。ドイツは時々こんなふうにわけわかんなくなる。あぁもう、息があがって、体の奥がじんじんする。ぐちゅ、とドイツの太い指がナカをかき回した。ぴく、と体がはねる。だめ、やだ、指じゃやだ。
『どい、』
ぐちゅ、
俺が口を開いた瞬間、中に何か突っ込まれた。知ってる。この感覚知ってる。これ、ローターだ。俺の股の間からコードが伸びて、そのさき、ドイツの手のなかにピンクのリモコン。ていうか、それ、
『お、おれ、の』
『毎日楽しそうだな、こんなもの机に入れているんなんて。』
かぁ、と俺の顔が赤くなった。恥ずかしい。はずかしい。だってドイツかまってくれないから、ちょっと自分を慰めたくて、違う、違うんだって。
『淫乱は、少し遊んでてもらわないとな。』
かちり、スイッチが入った。
『い、いゃ、ああぁああ、ぁ』
ヴィーという機械音とともに、ぴりと快感がやってくる。頭を振ってなんとか耐えようとするけれど、無理、だ。ローターって無理にても絶頂につれていくんだもん。体がひくひくと動く。いや、いや
『…む、り、むり、っあ、いや、いや、あ…ぁ』
『いやだと?机に入れておくくらい愛用してたのに、か?』
ドイツが笑う。その笑顔にもひくひくと体は反応した。見られてる。恥ずかしいとこみられてる。とろとろと奥から何かあふれてくる感覚。つぅ、とふとももを液体が伝った。必死で耐える、だめ、ドイツの前で、なんか。それでも、止められない奥から湧き上がるような快感。ふるり、と震える腰。
『−−−っあぁっく…。』
きゅう、と膣がしまる感覚がして、頭の中が白くなる。だめ、だめ、イっちゃった…。そんな俺を見て、ドイツは笑う。ローターの振動は止まらない。はぁはぁと息をして、よだれを垂らしながら見上げた俺をドイツはそっとだきあげる。そのまま研究室のソファへ。そして、言った。
『今から会議だ。1コマ分遊んでいろ。』
もう何回イったのかわからない。ひくひく動き続けてる太ももがもう限界に近い。足元付近のソファはもうべたべた。本当は、つながれてるわけでも、リモコンがないわけでもないから止めようと思えば止めれるのに。なのに止められない。きもちいいこと、すき、なんだもん。
そっとローターの卵部分をもって、前後に動かして出し入れする。ぽたぽた、落ちるしずくがソファに当たらしい染みをつくって、
「…っあぁ…く…イく…イく、」
「…イタリア?」
イく、寸前、扉が開く。そこに、会議を終えたドイツの姿。背広の広い背中。あぁ、だめ、かっこいい。
「−っくぅ、ん。」
ひくひくと膣が痙攣する。だめ、だめイっちゃった。また見られてるのにイっちゃった、よぅ。俺、淫乱かな、淫乱かもね。
「遊びはたのしかったか?」
「…は、うん、…きもちかった。」
俺は四つん這いになって、近づいてきたドイツにキスをする。
「次は、二人遊びがいいなぁ。」
「初めてお前と意見が合ったかもしれん。」
濡れた青色に見つめられて、俺は笑ってドイツのネクタイを外した。